ケンブリッジ大の最年少黒人教授ジェイソン・アーデイ氏について
いろいろ興味深かったのでメモ。
ジェイソン・アーデイ氏の経歴
- 3歳の頃に自閉症と神経発達障害の診断
- 4歳から手話を教わる/11歳ではじめて会話/18歳から読み書き
- 教育学の博士号を取得したが脳腫瘍の手術で記憶を失い、論文発表の数週間前に内容をすべて覚え直した
- 35日間で30のマラソンに参加してチャリティ募金(現在まで約9億円)、募金の詳細については「秘密保持契約がある」と説明
- 「マラソン20日目に足の骨にひびが入ったが完走」と話す
- 6日間で600マイル(約960キロ)走破と主張(実際には12日間、と訂正)
- 37歳でケンブリッジ大最年少の黒人教授に(教育社会学教授、23年3月)
- 「世界中から20万通以上の祝福メール」と話す
- 「両親の家に腐食性物質や豚の頭が送られ、覆面をしてナイフを持った人物が2度研究室に押し入った」と主張。「豚の頭はすぐに捨て、警察には数カ月後に通報、警察は肉屋を発見した」と主張したが、肉屋も警視庁も否定。侵入者は監視カメラには映らず、本人は報告もしていない。
- 自分が生まれる前のBBCドキュメンタリー番組に出演したと話す(BBCは否定)
アーデイ氏をめぐる今回の騒動
- 過去に人種的偏見で懲戒処分を受けたゲント大研究員から、アーデイの博士論文について盗作疑いで告発される
- 同様の処分を受けたプリマス・マージョン大学名誉教授からも批判
- きちんと調査すべきという指摘は他の識者からも出ている
- ケンブリッジ大は擁護
- アーデイの回顧録を出すサイモン&シュスター社も擁護
- 支援の請願書には1400名以上の署名(国会議員や著名人を含む)
- 博士号を取得したリバプール・ジョン・ムーアズ大学は盗作はないと判断
感想
取り沙汰されてるのは
・自身についての虚偽の話
・博士論文の盗作疑惑
で、現在の本人の能力や業績がどうなのかは問題になってない。虚言癖があるとしても、きちんと職をこなしているのであればいいのでは(論文の疑惑が解ければ、ではあるけど)。
以下リンク
Playbooks, plagiarism and a pig’s head: new claims surrounding a star Cambridge professor
https://www.theguardian.com/education/ng-interactive/2026/aug/01/playbooks-plagiarism-pigs-head-new-claims-surrounding-cambridge-professor-jason-arday
3年前のGuardian記事
Jason Arday: he learned to talk at 11 and read at 18 – then became Cambridge’s youngest Black professor
https://www.theguardian.com/society/2023/jul/11/jason-arday-cambridge-university-youngest-black-professor
Cambridge Professor’s Jason Arday’s Work Challenged Ahead of Book Launch
https://www.nytimes.com/2026/08/03/books/jason-arday-cambridge-plagiarism.html?unlocked_article_code=1.21A.gdDI.1lA3JoGpgFsa&smid=nytcore-ios-share
Cambridge professor claimed he was on Seven Up… decades before he was born
https://www.telegraph.co.uk/news/2026/08/02/cambridge-diversity-poster-boy-claims-he-was-in-seven-up/